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2018-07-31

宿主日記7/16~7/29

7月16日(月)
連休最終日ということもありほぼみなさんチェックアウトだったので大掃除。当日予約もわりと多く入りなんやかんやで半分以上はうまる。
夜、法律を勉強しているというベルギーボーイと少しお話したところ日本の死刑制度に疑問をもっているらしくて、先日オウム真理教の死刑囚が死刑執行されたけどそんな残酷なことをしていいのだろうかと問い詰められた。普段死刑とかそんなこと考えずに生活している僕にとってはあまりピンとこない話題だった。 そういえば先日見た死刑制度がない国での犯行現場での犯人射殺数が日本の年間死刑執行数よりも若干多いというニュースをみたぞ。現場で射殺されるのもある種死刑なんじゃないのかな。と質問してみたりしながら死刑について語った夜。
 
7月17日(火)
歯医者に行く。時間が昼間だったので炎天下の中自転車でひいひい言いながら行ってきた。ニュースを見てたら子供が学校の行事で熱中症で死亡したという悲惨なニュースが。外出はよっぽどのことがないかぎり外出は控えたほうがよさそうと思えるほど醜い暑さ。
 
 
7月18日(水)
夕方から髪の毛を切りに、友人の門前でond workshop(革小物屋)を営んでいる木村氏の高校の同級生だという本山さんが昨年始めたという上松にある美容室KANADEさんに行ってきた。素敵にリノベーションされた店内でめちゃくちゃリラックスできた。本山さんはイタリアのミラノで数年修行をしていたらしく、カットの技術も素晴らしい。そしてトークもこれまたおもしろくてとまらないとまらない。笑 またいきまーす!
 
7月19日(木)
朝からひたすらwebをいじる。
一棟貸しをwebから予約できるように構築しているのだけれど、いろいろと難しい。
wordpressを使用しているので、プラグインとかいうインストールしちゃえばその機能を使えちゃうというお手軽なシステムなはずなのだけれど、そのシステムを使う能力が圧倒的に僕には欠けているので勉強しながらコツコツと進めていくしかない。
 
7月20日(金)
 
一棟貸し、英語で言えばvacation rentalというのだろうか。まあそういうものを始めるわけで、いろいろとお勉強せねばならない。予約プラットフォームや客層もゲストハウスのものとはまったく違う。つまり今まで蓄積してきたゲストハウスのノウハウというか、そういったものが通用しないんではないのか。
また1から勉強せねばならない。
 
そして明日からいよいよはじめてのお客さんであるスイスファミリー(いきなり5人汗)がはるばる長野に三泊しにやってくる。どきどき。がんばろう。
 
 
7月21日(土)
3連休ということもあり、善光寺界隈賑わっております。
hostelも今晩と明日は満室。一棟貸しのスイスファミリーも時間通りにきてくれてスムースにチェックインできた。宿の中を案内して、リアクションもよさそうな感じだったので一安心。
 
それにしても暑い。ご近所さんとすれ違うとまあ挨拶するのだけれど、必ずでてくる最初の一言はいやー暑いね〜。
 
 
7月24日(火)
久しぶりに1週間以上滞在する長期のカップルのお客さんが、しかもプエルトリコから来てくれた。栃木からはお坊さんがご宿泊。オランダガールズ、ボーイズとオランダ勢も多めな今夜。
そういえば台湾からAnn chanの従兄弟も宿泊してくれている。彼女は大学で医学を勉強しているらしくて見るからに知的な匂いがぷんぷんしてくる。カナダに住んでいたこともあり、英語も流暢だ。今日は野尻湖に行き、湖で遊んだりLampのハンバーガーを食べにannちゃんとお出かけ。うらやましいぜい。僕は1人でお留守番。くう
 
 
7月25日(水)
朝からニュースを眺めていると居眠りを防止するオフィスを開発とかいうちょっと・・それはという記事を目にした。https://www.asahi.com/articles/ASL7T4Q3VL7TULFA01D.html
そんなくそみたいなシステムに金を使うならもっと給料上げてあげてやれば生産性もあがるんじゃないかな・・・
 
7月26日(木)
夏の暑さってこんなに続くものだっけ。そろそろ雨よふってくれよ。
今日はプエルト・リコかっぷるがピザを生地から手作りをしていてめちゃくちゃうまそうだった。それを横目に僕はチキン南蛮を作って食した。
 
7月27日(金)
それなりに忙しい日が続いている。アンちゃんが東京へ行っているのでここ数日は1人体制。しかも一棟貸しのお客さんが急遽入ったので、1人でてんやわんや。チェックインで向こうへ行き、説明をしたりこちらに戻ってきてhostelの業務をこなした。体が二つ欲しいとこれほど思った日はなかろう。
 
夜、時間を見つけてこっそりパティオ大門に潜入。
そう、この日は満月酒り場の日だ。
ワインがおいしくなるといわれている満月の夜にだけ開催される特別な社交場「満月酒り場」。
チケットを3枚900円で購入しお目当のシードルへ一目散。チケット2枚を消費し、とてもジューシーで飲みやすい長野のシードルをいただいた。コマツヤさんを始め門前の方々とも久しぶりにお会いするので会話も弾んだ。
 
7月28日(土)
台風12号がすごい角度から迫っている。もう本当異常気象というか天変地異でも起きたのではないか。地球はどうなってしまうのだろう。
プエルト・リコかっぷるの旦那さんは下水の設計をしているとかで、日本のマンホールのデザインの素晴らしさについて語ってくれた。たしかに言われてみれば日本のマンホールってひとつひとつ模様が書いてあったり、キャラクターが描かれているものもある。
奥さんはアートの勉強をしているそうで、アンちゃんとなにやらアートトークに花が咲いていた。
 
 
7月29日(日)
3連泊で1人旅できたオーストリアガールがチェックアウトした。帰り際に”また冬に家族を連れて戻ってくるわね”と現在猛勉強中の日本語でお別れを言って東京へ向かった。
 
チェックインしてきたときの彼女は仮面を被っていたというかとてもクールな感じだった。一通り宿の案内をしてご近所のおすすめのお店を教えてオリジナルの地図を渡した。いくつか質問してみたけど返ってくる返事はhuumのみ。yes なのかnoなのか理解しているのかは分からなかったが暑いし疲れているんだろうなということで特に気にもとめずお部屋に案内した。
 
夕方になるとラウンジに降りてきて日本語の教科書を読め始めた。おいいい!日本語わかるのかよ。それ早めにいってよと一人脳内で突っ込む。とてもじゃないがクールな彼女には突っ込めなかった。事態が好転したのは30分後。ぼくの”君は何で長野に来たんだい?ハイキングかな?”という質問でスイッチがバチーンと入ってみたいで、急にいろいろと語り出した。自分がオーストリアのアルプスの近くの村にすんでいること。大学で日本語を勉強していること。納豆は食べられないこと。日本を1人旅するまえに練習としてヨーロッパで1人旅行をして経験を積んできたこと。4日後に東京で1週間ホームステイをすること。そしてガイドブックの長野の項目にあった”日本アルプス”を眺めに来たのだということ。
とにかくとめどなく流れ続ける彼女の英語をふんふん、と相槌をうちながらも半分は聞き流していた。全部受けとめていたらこちらの身が持たない。と危険信号がでるほど立派なマシンガンだったのだ。
 
そんなこんなで3連泊した彼女だったが、オーストリア人の目から見た長野の山は違って見えていたのだろうな。冬にはさらに流暢な日本語で戻ってきてくれることを期待してあえて日本のアルプスはどうだったかは聞かなかった。