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2016-11-13

タトゥーと日本の温泉文化

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11月に入り日中は暖かい日もありますが、朝晩はぐぐぐっとかなり冷え込む日も増えてきた長野市。

そんな寒い日には日本人でなくても温泉や銭湯に行きたくなるはず。

DOT HOSTELに宿泊してくれる外国からのゲストたちも日本の温泉を楽しみに来たという人も少なくない。

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しかし、結構な数のゲストからタトゥーを理由に入浴を断られた話を聞いたことがある。

現状、日本では50%強の施設でタトゥーを入れている方の利用をお断りしている。条件付き(シールで隠す)で許可している施設もあるが、タトゥーを隠すシールは小さく、大きなタトゥーはとてもじゃないが隠しきれない。

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刺青=反社会勢力という日本の昔からの悪いイメージ(江戸時代には罪人には墨を入れていたetc)があり、タトゥーを見ると威圧感を感じたり不快に感じる方がいるという理由だ。

しかし時代は変わるもので、タトゥーは世界的に受け入れられてきているのも事実。アメリカでは5人に1人はタトゥーをしているんだとか。感覚的だけどうちに泊まりに来るゲスト(20代~30代)では4人に1人はどこかしらにタトゥーが入っている。有名なサッカー選手や歌手、俳優、女優などもタトゥーをしている影響で特に若者にタトゥー愛好家が多い。

あまり知られていないが、日本の彫り師は世界から見てもレベルが高くわざわざ海外からタトゥーを入れるために日本に来る外国人も多いんだとか。

先日うちに宿泊してくれたカナダからのゲストも有名な大阪の彫り師nissacoさんにタトゥーを入れてもらうために予約を入れてから約1年も待ったらしい。芸術だよこりゃあ・・・

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ファッションとしてのタトゥーだったり、マオリ族のように伝統的・宗教的な理由で入れている人もいる。彼らを見て脊髄反射で”反社会的な危ないやつ”!!とは思わない。実際、カナダの彼にタトゥーokなご近所の銭湯、亀の湯さんを紹介したところ3日連続で通い、大浴場を満喫してなおかつご自慢のタトゥーを受付のおばちゃんと湯船に浸かっていたおじいさんに褒められたんだとニコニコでした。

年々増えてきている訪日外国人。観光立国を目指す日本において、彼らを受け入れるということは彼らの文化や習慣、宗教、趣向を理解することがもっと必要だ。郷に入れば郷に従えという言葉もありますが、彼らが落としてくれるお金を期待しつつ、日本の慣習・文化をごり押しするのも酷ではないのかなと個人的には思うのです。温泉を楽しみにはるばる遠くから日本にやってきてがっかりして帰って行ってほしくないのです。すべての施設がタトゥーok!になるとは思わないが、もう少し外国人観光客に寛容になってもよいのではと思うのです。

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